ミルフェの街でひっそり一人暮らしをしている市民。気弱な性格であ
りながらも何かを作り、売って他人に喜んでもらえる仕事をしたいと
夢見て、商工会の手引きによりカドラ廃坑入口に構える白地龍騎士団
の砦へ食料と物資を運ぶ仕事を始めていた。その矢先に性悪な盗賊集
団に誘拐されてしまい、身代金を払える宛てのない彼女は……。
貧困とは縁の遠そうな肥満体型、腹黒を体現した含み笑みが特徴の老
商人。雇った従者や奴隷を従えて、各地の都市を渡り歩いており、本
人曰く需要のある商品を同情価格で譲り、他の地域で価値のありそう
な商品を応援価格で仕入れている、とのこと。ともあれ取引には忠実
で目利きも定評がある。セリカたちより遅れてミルフェの街に訪れた。
ミルフェの街にあるイーリュン教会で奉仕活動をする修道女。癒しの
女神イーリュンの教義である「傷ついた者への積極的な救済」に深く
邁進するあまり、古き神の肉体を持つセリカをも唸らせる無限の慈
悲を与えることになる。