魔術師アビルースを長とする集団「闇夜の混沌生み」の戦士で、襲撃
行動の先陣として蛮勇を轟かせている。元々は滅亡したトールレント
王国軍の兵士で、当時の凶行により処刑されるところを主のアビルー
スに雇われ、現在は地上にある山賊集団を支配下におさめ、ミルフェ
衛兵団では一級の賞金首にもなっている。
急速に力をつけている野盗集団「黒狐団」のリーダー。若さゆえから
か他の盗賊集団よりも挑発的で、ある大きな勢力の傘下に入っている
にもかかわらず、自己の思惑で突出し、郊外で活動していた市民との
間で事件を起こす。高慢な態度ほどの戦闘能力もなさそうだが、取り
巻きよりもタフな体と盗品の薬を駆使した卑劣な戦い方を好む。
盗賊組織「鳩羽鼠の角」(はとばねずみのつの)の頭領。細身の筋肉質
な身体で色白、鬼族のように猫背歩きが特徴。少数ながら馬や戦闘馬
車を要しミルフェ北部からレルン地方北部までの広い狩猟範囲を持っ
ている。独自に改良された戦闘馬車や鞭を巧みに操り、周辺盗賊団の
中では最も酔狂で、戦いに慣れている危険人物としてされている。