旧名、トレド王国。元は人間族の国家で、獣人族も共存していた。魔人の出現の影響で湧いた腐食の水によって土地が痩せ、エルフ族と共に魔人の国へ攻め込んだが、破れ滅びてしまった。嘗ての王国領には王族の者は残っておらず、それぞれの盗賊団が独自の縄張りで集落を築いている様な状態。
森林の中の遺跡に拠点を構える、闇エルフ族、ヴァリ=エルフ族の国。部族長を兼任にする闇巫女を中心に構成され、巫女は呪術により皆を統率する。闇に属する者として魔人に対してはやや好意的な態度をみせるが、ヴァリ=グレイスメイル自体は友好的な国ではない。
ルリエンの神殿を護る、神秘エルフ族レノア族の国。ルーファベルテと同じく島国だが、詳細は謎に包まれている。元は闇エルフ族と同族であったが、考え方の違いなどから分裂し、異なる進化と発展を遂げた。拠点でもあるルリエン神殿は全てのエルフ族の巡礼地であり、王子エフィの疎開先でもある。
巨人族の根城である山岳地帯。サイクロプス族を頂点とし、巨人やトロウルたちが住んでいる。根城には、近隣の山麓からさらわれてきた人間族の女たちが世話役として働いている。
様々なエルフの部族が集まっている大規模な連合国家地域。名目上は国だが部族共同体の色合いが強く、連合長を中心に各部族の部族長が各々の部族を纏めている。緑豊かな森林と広大な草原を有し、それぞれの部族領を自治区として生活を営んでいる。
嵐の神(バリハルト)の神格位を持つ傭兵の青年、ルーフィン・ウェイルとその仲間たち一行。皆生い立ちも出身も異なるが、勇者ルーフィンのひととなりに感銘を受け旅路を共にし、悪辣な魔人へと挑むに至る。構成人数は四人と少ないが、各人が一軍団に匹敵する強大な力を有する。